島根県宍道湖から漁師直送! 新鮮で大きなヤマトしじみをお届けします。

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Dr.中村のしじみ講座 しじみの詳しいお話

ヤマトシジミの発生

ヤマトシジミは雌雄異体で雌は卵を、雄は精子を出水管から放卵・放精し、水中で受精します。受精後は、水中に浮遊しながら卵割を続け、トロコフォラ幼生、ベリジャー幼生という2つの幼生段階を経て、稚貝となって着底します。幼生時には主として底層近くで浮遊生活を続け、10日前後で殻長0.2mm位になった頃、底質の基質に沈着します。この底生移行時には足糸腺から分泌した足糸を砂礫にからめて着底します。
このように発生の過程で幼生として長期間に渡って水中に浮遊することが本種の特徴であり、そのことが生息範囲を拡げることにもなります。
ヤマトシジミの産卵から着底までは水の中で進んでいるうえに、ミクロの世界であるため、これまでほとんど知られていませんでした。私たちは産卵誘発で得られた受精卵を、稚貝になるまで顕微鏡下でくり返し観察し、はじめて発生の全ステージを明らかにすることができましたので、今回紹介いたします。

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